MD25、[ひまし油25%、エーテル32%、灯油41 %、I,P,N2%] |
これはPAWやMVVSなどの小型鉄ピストンエンジンをヨーロッパの気象条件で使うように考えられた配合です。始動性が良くパワーも出ます。始動後は圧縮を下げ、ニードルを絞ってピークを出す設定ですからどちらかと言うと一定回転で使うC/LやF/F機に適します。しかし日本の夏場に使うと過熱してパワーダウンします。
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C-30、[ひまし油30%、エーテル30%、灯油40%] |
この配合は鉄ピストンエンジンのブレークインに使いますが、大型ディーゼルや気温30℃以上の日にラジコン機を飛ばす場合にも適します。しかしパワーや始動性はMD25より劣ります。 |
冬の配合、[ひまし油7% クロッツオイル10%、エーテル30%、 I,P,N2%、灯油51%] |
これはオイル分だけの変更ですから、MD25を灯油で薄めてもいいのです。 |
競技用の配合
[クロッツオイル7%、エーテル18%、I,P,N2%、四エチル鉛0,01% ケロシン72,99%] |
これはティームレーシング用の高速低燃費の配合例です。24000rpmの高速で回す場合はトルクが極めて小さくなるので、オイルは少なくても大丈夫です。エーテルの分量がぎりぎりなため、厳密な管理下で取り扱わねばなりません。 |
とにかく回わせる配合 [2サイクルモーターサイクル用鉱物油50%、エーテル50%] |
鉱物油をこれだけ入れてもニードルを絞るとオイル切れによる過熱を引き起こしますが、古いタイプの一部のエンジンでは、これでないと回らないものもあります。 |