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ENYA10ディーゼル 2006年 6月

1 機体に搭載して飛ばしている
  両面排気型のENYAエンジンは製造中止になってから久しくなります。手持ちの中古エンジンを改造して旧シングルチャンネルR/C機に使いました。
 この目的のために用いると回して楽しいので、メーカーに在庫部品を融通してもらい再度製作しました。この型はヘッドが直接シリンダーにねじ込まれているためガスケットを入れても締め切れず圧縮洩れが生じます。そのためメーカーの製品ではエポキシを塗ってねじ込まれています。ディーゼルヘッドを作る時にもこれが難点になり、調整に苦慮しましたが、ヘッドをボタン型にして、ねじ込みクランプと分離することにより解決しました。ただし、この場合でもヘッド端面とシリンダー接触面は摺り合わせが必要でした。
 また、ストックのコンロッドはディーゼル運転には弱いので2024アルミ板材から作り直しました。(写真4、5、6)

 このシリンダーはオーヴァーヒート傾向ですので、鉄のカウンターピストンをシリンダーに直接嵌めるオーソドックスな方法より、一見手抜きに見える、ヘッドにOリングシールによるアルミカウンターピストンをはめ込む方が冷却されて良く回せます。回転数は今日の10シニューレエンジンには遠く及びませんが、コンパクトな設計でスロットルも良く利くので旧型の機体には似合います。
 MD-25ひまし油燃料、MK8-4ペラで11000rpmぐらい。

 ¥19,800で在庫2台あり。(6月現在)
2 ヘッド&クランプ型ディーゼルヘッド 3 ENYA10模航研ディーゼル
4 コンロッドの製作 5 切断されたコンロッドブランク
6 左が強化コンロッド 7 試運転

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模航研  長野県小諸市大字諸308-1