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ENYA15III BBディーゼル 2009年 4月

試運転
自作マフラーを取り付けた試運転
  以前にもディーゼル化したことがある同エンジンですが、今回は佐藤哲司氏がフロントハウジングを試し吹きした部品を供給してくれたので、ボールベアリング支持シャフトで再製作しました。

 写真1がキャスティングの状態でこれを加工して製作しました。元は縦長の吸入孔を持つシャフトに合わせて使うもので、スピード機に使う高出力を目指したものでした。

 その形状は手持ちの旧スーパータイガーのクランクシャフトに合うのでこれを用いました。ただ、クランクウェブを細くしないとケースに入れられないので、滲炭焼き入れしてあるところを超硬バイトで削りました。

 これは、ストックパーツのクランクシャフトより強度があるのでディーゼルの爆発圧力に耐えられます。

 燃料の方も進化しています。M-RC(2009年型)でテストランしました。この配合は4ストディーゼルでの性能向上を意図して開発したもので、始動性を良くしてパワーアップしています。(当社比)2ストにも使えないことはないのですが、この場合、ひまし油を用いてナイトレイトを入れたもの(MD−25など)よりパワー的にはやや劣ります。
1 フロントハウジングの鋳造品 2 スーパータイガーG15のシャフト(在庫品)
3 「バスタブ」形の吸入孔 4 ディーゼルヘッド

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