トップページヘ
ENYA29-5型 ディーゼル 2005年 9月

1 運転中のENYA29模航研ディーゼル。
 B級ティームレーサーに使えないかと思って試作しました。このモデルは丈夫とされた塩谷エンジンの代表格で、プレーンベアリング仕様ながらクランクシャフト径1/2インチ(12.7mm)クランクピン径1/4インチ(6.3mm)と太く、ディーゼルの強い爆発力に適しています。

 旧型なのでデフレクター付きの鋳鉄ピストンが高級鋳鉄製のスリーヴに合わされています。鋳鉄シリンダーは10000rpm以下で使っていれば高い耐久性があります。

 このエンジンは対向掃気ですので、デフレクターの逃げ溝をカウンターピストンに設けなければならず、その分圧縮が上げられません。12000rpmぐらいが限界です。

 ひまし油燃料を使ってブレークインをしなければなりません。古い設計なのでエンジンが掛かるまでに大汗かきました。30分ほど運転してから回転を計ってみると、APC9-10で8200rpm。9-7木ペラで10100rpm。11-6.5で70000rpmですからレーサーには9-8ぐらいが良さそうです。また、ニードルヴァルヴのテーパーの関係で、ディーゼル燃料でのニードルセッティングが微妙ですから実際に飛ばす時にはベンチュリーを手直しするかもしれません。慣らし上がれば始動性も良くなります。
2 ストックパーツを利用した3ピースディーゼルヘッド。   3  Uコン仕様のENYA29模航研ディーゼル。

>>戻る

模航研  長野県小諸市大字諸308-1