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1 試運転 |
以前にディーゼル化したモデルですが、新技術で再度試みました。同型の41に比べて大きくなっているのでパワーアップが期待されます。しかし、強度面での配慮が必要です。53にボアアップするためにシリンダーブロックの肉が薄くなっているのでそのままでは持ちません。
爆発圧力に耐えるよう二本のテンションボルトを取り付け、ストックパーツのシリンダーピストンは用いず、ボアが小さいOSFS53のシリンダーを使います。これはボアが23ミリですからボアダウンと言うことになり、強度上有利になります。ストロークは19,2ミリですから行程容積は50クラスになります。また、試験的に、ストックパーツの無電解ニッケルメッキを剥がしてクロームメッキを施し、これに、鋳鉄ピストンを合わせました。
同じ理由でピストンピンは5,5ミリに取り替え、クランクピンにはパイプをかぶせて6,5ミリに拡大し、軸受けメタルの受面圧を緩和しています。
ヘッドは41のものを1,6ミリほど追い込んで圧縮を上げています。圧縮比は現物合わせなので、いつも通り測定していません。
性能的には、トルクアップという考え方から、高い回転では使いません。マスターエアスクリュー13−8ペラを7300rpmほど回します。41では同じくらい回せるのは13−6ですから、同じ回転で、もっと大きいペラを回せるようになりました。
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