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スーパータイガー G15RV-D 2005年8月

鉄ピストンのため、運転すると振動の大きさを感じる。

  桑原氏の依頼でベンチュリーを作りました。このエンジンは今では使われないディスクロータリーヴァルヴを用いています。この径を大きく設計するとクランクシャフトが比較的細くても大きなプロペラを回せるのですが、反面、ローター面の圧力シールが洩れ易く、始動性が悪くなったりスローが利かなくなりがちです。しかしこのモデルではそのような欠点はなく、スロットルを取り付けた試運転では好調なスロー回転が続きました。
 一応レーシングエンジンとしての設計ですが、鉄ピストンでもあり、どちらかと言うとトルク型です。ざっと回したところで8ー8で9400rpm,10-6で7400rpmですからラジコン機やUコンレーサーレプリカ機に適します。ピークパワーは16000rpm 以上でしょうが、この回転だとピストンの磨耗が早くなるので10000rpm以下で使うのが無難です。
 ベンチュリーの形はオリジナルに似せましたが、長いラッパでもさしたる違いはありません。
製作したベンチュリーとキャブレター。 スチール製のディスクローター。隙間は0.04mm

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模航研  長野県小諸市大字諸308-1