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KK16 ディーゼル 2006年 6月

1 運転中
 木村模型が販売しているこのモデルは多くのOEM製品を出している秀和工業製です。社長の津野さんには昨年お会いしましたが、先日急逝されたのは惜しまれます。
 このタイプのエンジンを以前調べたことがあります。その時はグロー運転のみでしたが、過冷却の傾向があって、飛行機には適さないと思いました。それと異なり、今度のモデルは冷え気味なのにピストンが膨張傾向にあるため運転中の圧縮漏れが小さくてディーゼル運転に適します。ことによるとピストン材質もしくは熱処理方法を変えたのかも知れません。
 ディーゼル化にあたって冷却性能を維持するため、不細工ですがオリジナルのヒートシンク型ヘッドを利用しました。キャブはENYA09の物をそのまま付けました。しかし、フロントからの圧洩れを少なくするためクランクケースのシャフトシールの部分を再加工しています。
 回転は、MAXIM燃料、グラウプナー10-6で8400rpm、APC7-6で15400rpmでした。10-6ペラの場合はスローが2800rpmまで落とせました。(いずれもマフラー付き)
 形は無骨ですが設計がグローよりディーゼルに適しているようです。高速でもヘッド温度は60℃以下ですから真夏でも熱ダレしないと思われます。同じ方法での改造エンジンを¥19000で受注製作いたします。
2 3ピース型高冷却ディーゼルヘッド 3 KK16RCディーゼル

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模航研  長野県小諸市大字諸308-1