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 OS80と ENYA45  2004年 3月
 今回は旧式の対向掃気型2ストロークをディーゼル化しました。両エンジンともデフレクター付きリング入りアルミピストンですが、そのままでは圧縮が洩れるので鉄ピストンに作り直しました。普通、鉄ピストンは鋳鉄で作ります。しかし、鋳鉄は当たりが付くのが早い反面、磨耗するのも早いのでスチールで作ってみました。
 デフレクター付きピストン-ヘッドは工作が面倒なのでピストン頂面を平らにした横断掃気でやりました。掃気孔を斜に削り上げた横断掃気方式はかなり効率が悪く、完全混合掃気にも劣りますが、5000rpm以下での低速ではその欠点はあまり目立ちません。回転はOSMAX-H80が18-7を4500rpm ENYA45BBが14-11を4800rpmほどです。実際に飛行機を飛ばせられる性能ですが、始動性や低速安定、燃費は4ストローク(ディーゼル)には及びません。
ディーゼルにしたOSMAX-H80とENYA45BB
運転中のENYA45BBディーゼル
運転中のOSMAX-H80ディーゼル 運転後のENYA45BBのヘッドをはずしてみた。カウンターピストンはアルミ製で、耐熱Oリングを用いてはめ込んである。


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