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OS MAX15ノスタルジア    2006年 7月

1 自作排気制限板を付けての試運転。
  我々の年代なら誰でも、オーヴァーヒートにタジタジしながら1度は使ったことがあるOSMAX15です。1960年代の、ラジコン機が普及し始めた頃に設計された思い出深い飛行機の動力用に製作いたしました。
 技術的に見るとこのエンジンはテンションボルトでシリンダーを留めているためディーゼル運転に適します。また、ディーゼル運転では温度があまり上がらないのでオーヴァーヒートしにくくなります。

 製作にあたってできるだけ元のエンジンの外観を変えないようにするため、7燭任亙仗瓦靴織哀蹇璽廛薀阿琉銘屬里泙泪妊ーゼルヘッドを作りました。オリジナルの対向掃気では燃焼室がいい形にならないのでピストンのデフレクターを取り去って平面とし、掃気ポートを斜に削り上げました。その結果燃焼室は実機機関で言う「ファイアーボール型」になりました。この形は最もアンチノック性が高いとされていますが他の理由で実物機関に採用されることはありません。その性能に興味があってそのまま採用しました。ヘッド形状はカウンターピストン、シリンダー部分、クランプ部分の三つです。ヘッド高さの制限からカウンターピストンにはOリングを入れるスペースがなくなり、ホーニングで合わせたシリンダー部に直接嵌合されています。また。熱伝導をよくするためと緩みにくくするためにトミーバーはアルミで作りました。ヘッド側のめねじが真鍮製ですからカジることはありません。
 ディーゼル運転はクランクピンやコンロッドに強い力がかかるのでピストンピンを最新のLA15のものに交換しました。しかし、無理な運転をしなければシャフトやコンロッドは大丈夫です。

 運転と使い方
2 チョーク弁仕様のMAX15型(左)とMAX157拭
  当時はマフラーの必要性が小さく、排気スロットルが用いられました。回してみるとこれが効果的で、濃い混合気のままでもアイドリング運転可能になります。グロー運転よりヘッド温度が低いのでトルクが伸び、9-4サイズのプロペラを最高10000rpm 以上回しますが、パワーが出過ぎるとクランクシャフトが危ないので圧縮を下げ、全開でも8000rpmぐらいで使うのが無難です。始動してエンジンが暖まったら圧縮を下げて回転を合わせ、ニードルを絞り込むとエンジンがパンパン言います。この状態でスロットルを絞るとニードルセットが濃くなって排気音がマイルドになります。つまり、飛行中は、スロットル操作に応じたエンジン音の変化を楽しむことができるのです。
 「ファイアーボール」燃焼室は圧縮を上げた状態での強烈なトルクアップが感じられますが、着火性はあまりよくないようで、アンチノック性が強い分着火性の良い(セタン価が高い)燃料が適すようです。

 ¥15000〜¥25000で6台在庫あり。値段の違いは仕入れ値によるものです。(7月現在)
3 6台製作した。 4 ファイアーボール型燃焼室ヘッド。下はグロー用。

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