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子ども模型教室 |
小布施 ハイウェイミュージアム 2004年 12月11日 |
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長野ラジコンクラブが小布施ハイウェイミュージアムで飛行機の展示を行っていまして、この間の企画として招かれました。 これを例にして子供模型教室の解説をいたします。 当日の様子 事前に募集しておいた親子20組ほどの参加があり、子供さんの年令は幼児から小学4年生ぐらいで、子供だけの参加はなかったようです。同伴の親御さんが製作するケースがほとんどでしたが、少し年長の子には製作指導してみました。今回は女児の参加が少なくて、その分かどうか、美術館の女性職員が製作を楽しんでいました。参加者の中には袋もののライトプレーンの製作経験者も何人かありまして、こういう模型に興味があるのです。 今回は長野ラジコンクラブの有志の方々が個別に手伝ってくれたのでスムーズに進みました。説明しながら会場の様子を観察していると、製作の根気が続かず手持ち無沙汰な様子は見られず、みんなであれこれ言いながら製作を楽しんでいました。それで思うのですが、模型教室では模型航空文化の継承もさることながら、親子で共同作業を楽しむという副次的な効果がすくなくないようです。 1時間半ほどで完成し、広場で飛ばしてみました。5、6メートルの強風下ですのでタイムはよくないものの威勢良く上昇するので子供達は喜びます。個別に飛行タイムを計測し、上位3人に粗品を進呈しました。 課題機の説明 これは古崎の設計によるスチレンペーパーゴム動力機でキットは市販されていません。1機分の内容は原寸図面、1ミリ厚120×400ミリのスチレンペ−パー、胴体、翼台、0,3ミリ厚上半角補強アルミ板、プロペラ、1×3FAIゴムです。プロペラはハンガー付きのSIG,5-1/2インチゴム動力用でアメリカから取り寄せた物です。 静止気流中での性能は手巻きで20秒、ワインダー巻きで40秒程度で、学校の校庭程度の広場で楽しめるのが特徴です。 製作に必要な道具類 ボール紙の下敷き、発泡スチロール用接着剤、ボールペン、30cm定規、レザーブレード、(鋏)メンディングテープ、それに色付け用のマジックインク。マジックはスチレンペーパーを溶かさないもの、例えばシャチハタのアートラインがよい。 感想など 製作の難易度やタイムスケジュールについては、なお、試行錯誤の状態です。参加者や会場、主催者の都合などあるので一概には決められません。ただ、おもちゃのように与えるのは良く無いようです。良く飛ぶ模型をもらったのにあまり嬉しくない様子の子供を見たことがありますし、10才にもなれば自分なりに価値観の判断をしているものです。それから、製作指導する側も楽しいもので、長谷川書店の会長さんは特に楽しそうでした。 |
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お父さんが中心 |
重心の測定 |
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一心不乱 |
出来たぞー |
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色塗り中 |
ポーズしてもらいました。 |
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完成させたママといっしょ。 |
強風のため頭上げスタートになる。 |
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