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15級スポーツスピード
2009年5月

機体の製作例
GP15模航研スピード仕様
 スピード機は競技目的で発達したものですが、スピード機を飛ばすスポーツというのも楽しいものです。

 そこで、飛ばしやすくてスピード感ある機体の規格を考えました。当面競技にすることはありませんが、愛好者が増えれば競技会も自然に開催できると思います。

 競技規定がないと機体の設計ができないので以下のように決めました。
 エンジンはいわゆる15クラスのプレーンベアリング仕様。ワイヤーは2ラインが0.3ミリ、モノラインが0.4ミリ、長さは15.92メートル。周回数は10周です。

 エンジンはノーマフラーの方が競技する上では都合良いのですが、尾島スカイポートのような会場ではマフラー装備しなければならないので、これは任意とします。
 安全面から機体重量の20倍の引っぱり荷重に耐えられるよう作る必要があります。燃料はひまし油混合の10%ニトロメタン含有品を推奨します。

 模航研では参加しやすいように機体のキットを用意しました。キットの作り方は別ページで解説します。

 写真1は機体とダリーの概要です。
 会場の都合でチューンドパイプを使うために、別に用意しました。(写真4)このパイプは旧HGK15用に作られたものです。設計が古いのが幸いして汎用エンジンであるサンダータイガーGP15などには使いやすくなっています。

 長さはそのままで、22000〜23000rpmに合います。28000rpmぐらいに上げて使う場合は8mm ほど前を短くします。同調効果による回転増加は2、3000rpmですからあまり大きな負荷はかけられません。(パイプなしで20000rpm回せるペラを使う。)しかし、同調させるためにはプロペラの選定と圧縮の調節がめんどうですから、とっとと飛ばしたい人は普通のマフラーをつける方がよいです。

 チューンドパイプセットGP15用は受注生産で14000円。
 キット価格は18500円です。

模航研スポーツスピード機キットの内容 GP15用チューンドパイプセット


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模航研  長野県小諸市大字諸308-1