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1 一部で有名な「イモラ」号。 |
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2 ピットインで再始動させる佐藤さん。 |
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3 「ベビースクラッパー」と「SLOE BOAT」を製作した小林さん。 |
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4 「SLOE BOAT」と「LONG GONE」 |
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5 滝沢機をキャッチする古崎。 |
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尾島RCスカイポートの片隅でUコン機を飛ばしました。近年関東ではラットのミーティングが行われず、フラストレーション気味のモデラーが集まりました。
滑走路の大きさのためピットエリアが1ケ所しかとれず同時飛行は2機までとし、交互にピットストップしました。したがって競技としての記録はありません。参加機と10周ラップタイムを紹介しますが、タイムはあくまで目安に過ぎません。いっしょに飛ばす時、速度差が大きいと危険な場合があるからです。写真を取れなかった参加者にはすみません。
まずは『話題の』イモラ号です。(写真1)製作は白須さんで、丸山さんがピットワークされてました。OPS15改造ディーゼルのパワーを考えるとそのタイム27,3秒はとても速いと古崎は思います。しかも600gもあって、恐れ入ります。これにもし、CSとかネルソンなんかを積んだら23秒まで行きそうです。
離陸しそこなって「高速芝刈機」になったのは御愛嬌で、脚を直してエンジンをパワーアップすれば問題解決です。私達も以前同様な失敗をしてますから。
桑原さんはENYASS15Dを慣らし込んでプロフィール型グッドイヤーラット機に積んでいました。写真とタイムを取り忘れましたが、見た感じ、30秒を切るぐらいで再始動もスムースでした。
佐藤哲司さんは自作のディーゼルヘッドを付けた秀和工業の15を旧規定のスローラット機にマフラー付きで載せてました。パイロットのためにかどうか、わざと速度制限しているようで、38秒でした。(写真2)
市川さんは九州のラットレースに参加されるほど熱心なモデラーです。ディーゼルラット機を4機持ち込まれました。エンジンはF2C用のチポラ、ネルソン、MVVSです。機体によってタイム異なります。25〜28秒ぐらいでした。
滝沢機(420g)は模航研改造スーパータイガーX15FIディーゼルです。今回は手抜き仕事ですから、再始動が悪く、直さないとレースには使えません。それでも当日1、2、の速さ24、5秒をマークしました。
古崎は旧CSF2C用ディーゼルを載せたプロフィール機を用意しましたが、音の割に遅く(26秒)がっかりしました。プロペラが合っていなかったようです。
今回の様子ではプロフィールラット機ではFAI F2C専用エンジンとグロー改造ディーゼルとの差はあまり目立ちませんでした。
小林正樹さんがB級ティームレーサー「SLOE BOAT」を飛ばした後で古崎が強引に操縦してピットストップさせました。後で考えると傷付き易いアルミ拍張りバルサ翼ですから無茶だったかもれませんね。反省、反省。
古崎の「LONG GONE」を60フィートワイヤーで滝沢氏に飛ばしてもらいました。見た感じ速さは16メートルと変わらず、計ってみると7周25.6秒の70マイル/時の速度でした。1960年代は29グローエンジンで、100マイル以上出ていたそうですから、そうなるとかなり速い感じになるでしょう。
次の機会にはティームフライトするB級レーサーを見たいものです。(サークル外でね。)
番外に模航研4ストロークディーゼルスタント仕様エンジンを試しました。FS26Dの機体を吉田信一さんに、FS40Dのツイスター機を白須さんに飛ばしてもらいました。どちらも良く引いて、パワー的には問題ないということでした。吉田さんの感想では2ストローク35ぐらいのパワーだそうです。
ベビースクラッパーにKO099ディーゼルを使った小林機は、長過ぎて飛ばないんじゃ無いかという外野の声をよそに、16mワイヤーをものともせず飛んでいました。古崎が中学一年生で初めて作ったUコン機がフジ099付きのこれでした。当時のパワーならワイヤーの重みで飛ばないと思われます。このエンジンは良い状態で、これが普通とすると、たまに、この種のエンジンを昔使って具合悪かったと言うオールドファンがいらっしゃいますが、エンジンが悪いので無く、燃料を含めた使い方がへただったと決めつけたくなってしまいます。
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