4ストロークディーゼル、プログレスレポート 2004年 1月 |
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FS26ディーゼルを搭載した「プレイメイト」 |
模航研では各社の4ストロークエンジンをディーゼル化しています。今回はOS製品を紹介します。
いろいろな4ストロークをディーゼル化してみると、モデルによって少しずつ性質が異なります。OSの場合はヘッドを加工して圧縮を上げる必要がないので安価に供給できます。ディーゼル化についてピストンを新規に製作します。リングを用いたピストンでは十分な圧縮が得られないため、昔ながらの鉄製ラップピストンをシリンダー毎にきっちりと合わせます。FS26をディーゼル化すると特に良い性能が得られます。このエンジンは燃焼形状が偶然ディーゼル運転に適しているようで、低い圧縮比で、排気が黒くならず、良く回ります。性能的にはトルクが大きく、APC12-8を6000rpm回します。大きなプロペラを使った経験がないと中々理解できないでしょうが、写真1の機体では垂直に上昇します。
写真2は、ヘッドをはずして特製ラップ鉄ピストンを示しています。FS26では吸気弁のリフトが大きく圧縮を上げたピストンに干渉するので吸気弁が当る部分のトップをへこませてあります。
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模航研ではディーゼル化した同エンジンを製作販売しています。中古市場から元になるエンジンを入手して整備改造していますが、時々新品のものが入ります。中古品の整備は以下のようにします。
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ヘッドをはずしたFS26ディーゼル |
整備はエンジンの程度により違います。まず分解して錆びと汚れをを落とします。ベアリングがダメな場合は交換します。クランクピンがすり減っている場合はコンロッドのメタルを交換して隙間を小さくします。ピストンピンが磨耗している時は新品に交換します。シリンダーのメッキが剥げている場合も交換します。メーカーには部品が残っているので修理できます。OSの場合は弁側が磨耗する傾向があるので、ヘッドの整備をする場合は弁を交換し、別に作ったジグで弁座を擦り合わせてぴったり合わせることもあります。
FS26はニードルの向きを変えられないので写真1では別部品の吸気管に2ストのキャブを取り付けてニードルの向きを逆にしています。このような改造も承ります。
改造費はエンジン持ち込みの場合¥15000ですが、中古品を整備する場合は別途整備費用がかかります。
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ディーゼル化された新品のFS26 |
ディーゼル化された各種の4ストロークエンジン |
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