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B級ティームレーサー の製作 5  ページ1 2 3 4 5
 完成した「LONG GONE」と以前に自作したテザーカー。

 被覆は0.09mm厚の和紙をTHCドープで張りました。厚手の和紙をドープ張りすると翼のねじり剛性が向上します。フィルムのような熱たるみや経年たるみも出ませんが、手間がかかるため普通は採用されません。今回久しぶりにやってみると、やはり失敗して張り直しました。
 塗装は全行程をドープでやるのが無難ですが、塗料材料の入手が困難ですから下塗りはホームセンターで売られているホルツの金属面用プライマースプレーを使ってみました。手軽にできますが、金属用なので木部には少し使いにくく、何度もスプレーする必要がありました。
 彩色はラッカーで行い、クリヤーエンビをスプレーしました。高ニトロ燃料を使うグローエンジンレーサーの場合はウレタン塗装しないともちませんが、ディーゼルなので十分です。
1 翼に和紙を張った状態。 2 木部の下塗りにはホルツのプライマースプレーを使った。

LONG GONE を飛ばしました。 8月21日
飛行場の「LONG GONE」
 ラジコンクラブの飛行場で試験飛行しました。場所が狭いのでラインは15.92mです。主翼の翼型がフラットボトムで取り付け角まであるのでアップトリム気味になり、飛行中は常にダウンで押さえなければなりませんが、慣れれば加速する前にエアボーンさせられます。エアボーン後は直ちにダウンを当てますが、素直な舵角設定のためカットオフが利いてしまうことはありません。中翼のため外翼端がはね上がりますがそれも本機の特徴です。

 10周ラップタイムは32秒ですが不格好なラット機より速く感じました。形が良いので見学のラジコンモデラーにも好評でした。同様な機体でティームフライトをやるともっと楽しいこと請け合いです。
 古い資料によるとピットストップに30秒以上かけていたそうですから、これを再現するとなると、のんきなレースを気楽にできるのではないでしょうか。
試験飛行後の滝沢-古崎組 小学3年のこうき君とLONG GONE機

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